H17年(11月)吾妻ひゃくしょう塾の視察研修へ


H13年、8月22日の台風11号のときのグリーンベルト。大雨だと牧草の根まで一緒
に流してしまうがそれでも土の流亡には少しは役にたってるかな。
4月21日、村長さんなどと環境保全型農業の会議があった。嬬恋村ではH・15年までに全部の畑に畑の表土が大雨で流亡するのを防ぐためにグリーンベルトを設置する。畑の斜面下のほうに牧草などを撒き流亡を最小限に食い止めるというものである。
家畜糞尿と堆肥へのリサイクル(H,13年3月28)埼玉のメーカー、ダイワさんの紹介で埼玉でも2,3件という先端の糞尿処理をしている農家を視察した。いい堆肥をわけてもらうためである。家畜の糞尿の問題だが、畜産農家は処理に困って入るし我々野菜農家などはいい堆肥ならたくさんほしい。しかし、処理にかかる設備代や堆肥の販売などの問題から我々が使いたい堆肥にまで製品化してきている畜産農家はごくわずからしい。
 
こちらは埼玉、寄居養豚場の糞尿処理施設。ここでは豚が食べる餌から環境のことを考えていた。
このすぐそばでもにおいはほとんどなく、この処理過程で普通の川に流して問題ない基準だそうです。

 


こちらも埼玉県寄居の松村牧場のもの。水をきっただけの状態でにおいはもうほとんどない。においはなく、手でぱらぱらこぼれそうだった。都会の人は知らないかもしれないけど糞尿の近くはすごく匂うしべたべたしてる。腐敗しているので匂うらしい、発酵してれば匂いはない。だけどそこまで作れる農家はそうはいないと思う。糞ならなんでも畑にいれていいわけでなくむしろ土中でガス害を起こしたり塩気を多分にふくんだりでよくない。

この牧場は尿もG1という植物活性剤として野菜農家などに使われ始めている。害虫などの忌避効果やミネラルの補給に使う。森も13年はこれを使って栽培する。こういう問題は農業以外でも将来の環境を考えるとすごく大切なことだと思う。たとえばゴミ、温暖化すべての問題に関係してくる。農家は農家でできるリサイクルを実践していかなくてはと思う。

H12年、8月27、28、29.9月2、3、4、5、6と緊急需給調整、産地廃棄。
価格が暴落したためにキャベツを畑に山積みにして捨てます。このことについてみなさんはもったいないといいますし、事実私たちもこんなことはしたくありませんが、国からの補助金が出て採算割れしている今の価格よりは少しましな値段になります。嬬恋村は重量野菜指定産地になっているので、他のキャベツの産地よりも恵まれています。安値安定生産を求められているいるぶん農家への補償がなされているのでしょう。ただ、倒産の心配はあまりないですが、自立した経営はできないでし自立した農家も育たないことでしょう。

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6月26、27日農薬などの廃材を集荷。容器は洗い、ビニールは乾かして
ということだがこの霧雨じゃあ意味がないねえ。
 


微生物農薬BT剤。
JA嬬恋では今年から害虫のコナガの防除の一貫として、性フェロモン剤を500haに増やす予定。よりいっそうの減農薬を目指す。ひとつの村でこれだけの規模での取り入れは前例がなくすごいことだそうだ。まあ、農薬を減らせる方向に動くことは何にしてもいいことだ。3/27